花巻

研究開発センター完成 花巻 サンポット第2事業所 月内に業務開始

サンポット第2事業所研究開発・部品センターが完成。研究開発部門の拠点となる試験室

 総合暖房機器メーカーのサンポット(資本金9億6220万円、眞賀幸八代表取締役社長、従業員約300人)は6日、花巻市北湯口の本社隣接地に建設していた第2事業所研究開発・部品センターの竣工(しゅんこう)式を現地で行った。同社や施工業者、市関係者ら約70人が出席し、研究開発と倉庫両部門の拠点として役割を担う同センターの完成を喜び合った。眞賀社長は「今後は同センターの完成でより良いサービスと新製品開発でユーザーに精いっぱい応えたい」と述べた。

 同センターは、花巻第2工業団地内に立地する本社工場南側の敷地約1万6448平方メートルに建設。鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積3168平方メートル。1階に研究開発部門の拠点となる試験室と倉庫部門の部品センター、事務室、2階に会議室を設けた。総事業費は約6億円。

 研究開発部門では、地中熱を利用したヒートポンプを研究・開発するほか、同社製品の石油ストーブやガスストーブ、ペレットストーブなど住宅事情の変化に応じた製品開発を進める。

 部品センターには、同社製品の補修部品を保管し、北海道から関西までの営業拠点などに供給する体制を整備。今月下旬に新規雇用の十数人を合わせた20人程度で業務を開始し、業務内容の推移を見ながら増員を図る計画。同社によると、2018年5月ごろには青森市の部品倉庫を閉鎖し、同センターに集約する予定という。

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