花巻

八日市に“里帰り” 青い目の人形 米国から贈呈90年【花巻】

八日市地区文化祭で展示されている旧八日市小から見つかった「青い目の人形」

 八日市地区文化祭は11日、2日間の日程で花巻市石鳥谷町大興寺の八日市振興センターで始まった。同センターが建つ前の旧八日市小学校校舎から見つかった米国の「青い目の人形」を展示。普段は同町内の施設に保管されているが、人形が贈られてちょうど90年になるため住民の目に触れてもらおうと2日間だけの“里帰り”。地区住民は「お帰りなさい」と温かく迎えている。

 青い目の人形は1927(昭和2)年に全国の小学校や幼稚園に親善のため贈られた1万2739体の一つで、当時の八日市尋常小学校で同年7月16日に人形を受け入れた記録が残されている。八日市の人形は、石鳥谷小との統合で旧八日市小が廃校となり、校舎解体前の80年9月に用務員室の押し入れの天井(袋棚)で見つかった。

 戦時中は敵国の人形として多くが処分されたが、ひそかに守られて残されたもので、全国で300体、県内では18体が現存する。八日市の人形は石鳥谷歴史民俗資料館で展示されている。

 人形の展示は、贈られてから今年が90年の節目を迎え、地元に人形の存在を知ってもらおうと、八日市地区コミュニティ会議(八重樫康治会長)が企画した。同センターに青い目の人形の紹介コーナーを設け、人形と由来などの説明文を展示。初日は里帰り行事も催され、住民たちが温かく歓迎した。

 同会議副会長の佐藤アキ子さん(66)は「贈られた当時の服装のままで、90年たってもかわいく、優しい印象を受ける。平和の尊さ、戦争の愚かさを地区の歴史を通して考えていきたい」と話していた。

 文化祭は12日午前10時から午後2時30分まで。

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