国定公園でウインターアクティビティ 外国人観光客も病みつき?【北海道紀行 函館・大沼】
2日目の朝。ホテルの前に広がる大沼国定公園では、大沼湖を遊覧船が行き来し、北にはうっすらと雪化粧した駒ケ岳がそびえていた。
「1月には氷が張ってスノーモービルなどのウインターアクティビティができます」と説明してくれたのは、大沼合同遊船常務取締役の川村吉弘さん。スノーモービルで氷上の雪を踏み固め、コースをつくるという。そりツアーに使用される木製そりは社員の手作り。ワカサギ釣りは長靴からベンチコートまで一式を用意し、インストラクターが釣り場まで案内する。釣ったらすぐに天ぷらなどにして食べられる。
最近はインバウンド(訪日外国人旅行者)が増え、その中でも台湾からのリピート率が高いという。モーターボートで爆走すると、頭が空っぽになるほど気持ちがいい。湖面が雪に覆われる冬にスノーモービルで疾走したら病みつきになるだろう。
川村さんは「都市の台北から自然を求めて来る人が多く、10~15分の体験でも満足されます。スノーモービルとワカサギ釣りのセットプランも好評。釣れずにがっかりする人もいますが、そこは身ぶり手ぶりのトークで楽しませます」と笑った。
■協力 北海道観光振興機構
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