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国定公園でウインターアクティビティ 外国人観光客も病みつき?【北海道紀行 函館・大沼】

大沼で冬に人気の「『絶景』氷上島巡りそりツアー」。スノーモービルに引かれて木製そりで大自然を駆け抜ければ気分爽快(1.8キロで所要時間15~20分、1人1500円、小学生750円。期間は12月下旬から3月中旬まで。2人から受け付ける。大沼合同遊船☎0138・67・2229)=大沼合同遊船提供

 2日目の朝。ホテルの前に広がる大沼国定公園では、大沼湖を遊覧船が行き来し、北にはうっすらと雪化粧した駒ケ岳がそびえていた。

 「1月には氷が張ってスノーモービルなどのウインターアクティビティができます」と説明してくれたのは、大沼合同遊船常務取締役の川村吉弘さん。スノーモービルで氷上の雪を踏み固め、コースをつくるという。そりツアーに使用される木製そりは社員の手作り。ワカサギ釣りは長靴からベンチコートまで一式を用意し、インストラクターが釣り場まで案内する。釣ったらすぐに天ぷらなどにして食べられる。

 最近はインバウンド(訪日外国人旅行者)が増え、その中でも台湾からのリピート率が高いという。モーターボートで爆走すると、頭が空っぽになるほど気持ちがいい。湖面が雪に覆われる冬にスノーモービルで疾走したら病みつきになるだろう。

 川村さんは「都市の台北から自然を求めて来る人が多く、10~15分の体験でも満足されます。スノーモービルとワカサギ釣りのセットプランも好評。釣れずにがっかりする人もいますが、そこは身ぶり手ぶりのトークで楽しませます」と笑った。

 ■協力 北海道観光振興機構

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