花巻

賢治の世界 好んだ音に乗せ 記念館出前講座 西南中で演奏、朗読【花巻】

ゴーシュの会が朗読とチェロで賢治作品を表現した「賢治の世界セミナー」

 花巻市轟木の西南中学校(村田和代校長、生徒153人)で29日、宮沢賢治記念館による公開出前講座「賢治の世界セミナー」が開かれ、全校生徒が朗読とチェロ演奏のコラボレーションで物語の世界に浸った。

 盛岡市在住のチェリスト三浦祥子さんと、同館学芸員の牛崎敏哉さんによるユニット「ゴーシュの会」が講師を務めた。

 牛崎さんは賢治の生涯について「鉱物を集めたり、星を調べたり、たくさんレコードを聴いて自分で演奏したりといろいろなことをやった人。一番好きだった楽器はチェロで、記念館にも賢治さん愛用のチェロを展示している」と紹介。三浦さんは楽器の説明も交えながらクラシック曲を演奏し、2人で短編童話「虔十公園林」と「雨ニモマケズ」を披露した。

 「虔十公園林」では、牛崎さんが動きを取り入れながら情感たっぷりにストーリーを表現し、三浦さんがチェロの豊かな音色で雰囲気を演出。作品について解説した牛崎さんは「虔十は、賢治さんが理想とした生き方に重なるような人物と思われる。皆さんにもその生き方を考えてもらいたい」と呼び掛けた。

 生徒会長の小原穂乃香さん(2年)は「すてきな音に合わせて作品の風景が浮かんできた。賢治先生の世界観を感じられ、心が温かくなった」と感想を語った。

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