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県南部、大荒れの天気 強い寒気入り込む 降雪で通行止め相次ぐ【岩手】

東北道が通行止めとなった影響で、車両の渋滞が続いた花巻市高木の国道4号花巻東バイパス=27日午前10時30分ごろ

 冬型の強い寒気が入り込んだ27日、県南地方は前夜から雪が降り続く荒れた天気となり、国道4号や中心市街地などの主要道路が一面白く覆われた。悪天候のため高速道路が通行止めになるなど交通に乱れが生じた。

 盛岡地方気象台の調べで、同日の最高気温は湯田が氷点下5・1度、大迫が同3・7度、花巻が同3・4度、江刺が同2・9度、北上が同2・8度などで、県南部はいずれも真冬日となった。

 積雪は同気象台調べで、湯田で124センチ、北上で40センチを観測したほか、県道路環境課の調べでは、鉛(花巻)57センチ、六原(金ケ崎)39センチ、江刺(奥州)26センチ、大手町(同)17センチ、花巻10センチとなった。

 東北道は、花巻市内で26日夕に発生した交通事故のため同日午後7時27分から花巻南インターチェンジ(IC)-北上江釣子IC間の下り線が通行止めとなったのを皮切りに、悪天候のため水沢-花巻両IC間の上下線、秋田道と釜石道の一部上下線がともに通行止めに。天候の回復を受けて部分的に解除され、27日正午には全て解除された。

 このため国道4号は日中、断続的に渋滞が発生。厳しい寒さも加わって路面が圧雪状態となり、のろのろ運転が続いた。

 同気象台によると、28日は冬型の気圧配置が続くため雪が降りやすい天候となる見込み。

momottoメモ

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