一関・平泉

新年恒例・一関大初売り 餅つきで景気付け

威勢のいい掛け声を響かせながら行われた餅つき大会
勇壮な纏振りも披露

 一関市一関地域の新年恒例イベント「一関大初売り」(一関商店会連合会など主催)は2日、各商店街で始まった。歩行者天国の大町通りでは、平成30年にちなみ30基の臼を並べて一斉に餅をつく「日本最大の新春餅つき大会」が行われたほか、市消防団纏(まとい)組による初纏振りなど多彩な催しが行われ、にぎわいを見せた。

 一関大初売りは、藩政時代からの伝統行事。今回は一関銀座会、地主町商店街、中央町商店会、一ノ関駅前19区商店会、大町振興会、一関駅前大通り上の橋商店会、信金本店大通り振興会、新大町商店会、青葉商工振興会、大橋商店会が参加した。

 朝から晴天に恵まれた同日は各店に開始から買い物客が訪れ、福袋や目当ての商品を買い求める姿が見られた。餅つき大会は、伝統食の餅で初売りを盛り上げようと、2015年から開いており4回目。法被姿の関係者が「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声で威勢よく餅をつき、見物客も飛び入りで参加した。つきたての餅はずんだとあんこ、ごまにくるんで提供され、見物客らはおいしそうに頬張っていた。帰省中の佐藤優さん(38)=東京都葛飾区=は「餅つきを見て実家に帰ってきたと実感した。東京でも一関の餅を宣伝したい」と語っていた。

 初纏振りは1年間の商売繁盛、火災予防などを祈願し例年1月2日に行われている。今回も交代で重さ15キロほどの纏を振り、市民に火消しの心意気を示した。

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