一関・平泉

京屋染物店が最高賞 kintoneアワード2017 アプリで業務改善 意思疎通も密に【一関】

グランプリの盾を手に受賞を喜ぶ蜂谷代表取締役

 ビジネスアプリ作成ツール「kintone(キントーン)」によって最もインパクトのある業務改善を実現した企業を選ぶ「kintoneアワード2017」で、一関市大手町の京屋染物店(蜂谷悠介代表取締役)が最高賞のグランプリを獲得した。同社はアプリを活用して作業工程管理を徹底する一方、社員間のコミュニケーションも密にして作業の効率化を図ったことが評価された。晴れの受賞を喜びながら「一関から世界へものづくりを発信していきたい」と意気込みを新たにしている。

 キントーンは、ソフトウエア会社のサイボウズ(東京)が開発。業務アプリを作れることで作業の一元管理などが実現できるのが人気で、約7500社が活用しているとされる。同アワードには導入団体から31社がエントリーし、ウェブ投票などで京屋染物店を含む5社がファイナリストに選ばれた。2017年11月に千葉・幕張メッセで行われた最終審査で、一般参加者約1000人を前にした蜂谷代表取締役のプレゼンテーションが高い評価を受け、グランプリに輝いた。

 同社は、人口減少もあって染物業界が苦境を迎える中、「みんなで誇りを持って働ける職場にしたい」という思いから16年にキントーンの活用を開始した。従来は作業表に付箋を貼って対応しており、社員間の情報交換や作業管理に手間取ることが多かったが、導入によって受注管理も含めて効率化された。一方で話し合いに時間をかけられるようになったことで情報共有が図られ、時間外勤務も減ったという。

 蜂谷代表取締役は「いい循環が図られ、みんなで未来がつくれる会社に生まれ変わった」と効果を強調。グランプリについては「目の前が真っ暗だった時代が続いていたが、みんなで世界一の染物屋になるために知恵を出し合った結果が日本一になってうれしい。努力した社員、仲間を評価してもらって報われた」と喜びながら、今後に向けて「自分たちと同じ境遇の人たちの希望になりたい。一関から世界にものづくり、日本の文化を発信して、世界からも行ってみたいと思われる地域にしていけるよう貢献していきたい」と語っている。

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