奥州・金ケ崎

“会社運営”を実践 水沢商高 ござえんちゃ株主総会【奥州】

「ござえんちゃプロジェクト」の新役員に選出された水沢商高の生徒

 奥州市水沢区字土器田の県立水沢商業高校(佐々木巧校長)は29日、商業科の生徒らを株主とする「模擬株式会社ござえんちゃプロジェクト」の第4回株主総会を開いた。生徒たちが主体となり、2014年から商業活動を実践。今後も高校生活を通じた“会社運営”の取り組みを推進していく。

 同科では商業に関する知識・技能の習得を目指し、「ござえんちゃハウス」を中心とした学習システムを確立。14年には3学年にわたる体系的な取り組みにしようと、模擬会社を設立した。

 総会には同科の全学年のほか、プロジェクトの最高顧問を務める佐々木校長や顧問の担当教諭らが出席。役員が第4期(17年)における活動報告と決算報告、配当金と寄付、備品購入について説明した。

 新役員の選出では、門間夏実さん(2年)を代表取締役社長、渡辺千碩君(同)を取締役副社長に決定。今後について門間さんは「最後まで責任を持って商品を販売したい。先輩たちの伝統に加え、自分たちの色も出していきたい」と語った。

 佐々木校長は「商業は実学であり、社会で実践するためにこのプロジェクトがある。基礎力のある人になるため、反省点を一つ一つ解決していくことが成長につながる。人の行いは最後は幸せとして自分に返ってくるはずだ」とアドバイスした。

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