日本ワインの祭典今年も 大迫で5月26、27日 実行委 100種超見込み準備【花巻】
宿場町おおはさま400年記念事業として2017年6月に花巻市大迫町の中心地で開かれた「日本ワインフェスティバル花巻大迫」が、18年も開催されることが決まった。県内外の「日本ワイン」の飲み比べを楽しめるイベントで、5月26、27日の2日間の日程。30ワイナリーが出展した前回並みの規模を見込み、実行委員会が準備を進めている。
昨年6月3、4の両日に開かれたイベントは、大迫町に現在の街並みが形成されて400年を迎えるのを記念して企画。地元をはじめ、東北、関東、甲信越地方の30ワイナリーが赤、白、ロゼ、スパークリングなど116アイテム、1539本のワインを提供し、2日間で約3700人が訪れた。
メイン会場の大迫交流活性化センター周辺は大勢のワインファンや観光客でにぎわい、来場者や出展ワイナリー、地域住民らの好評を博したことから継続開催の話が持ち上がった。
昨年12月25日に同センターで実行委の設立総会などを開き、規約や役員、事業計画を決定。委員長には花巻商工会議所大迫支部の山影義一会長を選んだ。
計画によると、時間は5月26日が午後1~5時、27日は午前10時~午後4時。前回と同じく同センター周辺の商店街を歩行者天国にする。前売り、当日のチケット制によるグラス提供形式で、30社、100種類以上の日本ワインを用意する見込み。2日間合わせ、昨年を上回る集客5000人、有料試飲者数2500人を想定している。
チケットは4月中旬に販売開始する予定。実行委ではポスターやチラシを作製、配布してPRを図るとともに、出展ワイナリーやフードコーナーの出店などを調整しており、「(前回は)岩手をはじめとする日本ワインを多くの方に楽しんでいただき、各地のワイナリーにも喜んでもらうことができた。大迫の商店街ににぎわいを創出し、ワインの普及、需要拡大にもつなげたい」と話している。