岩渕 堂々4位 大技で果敢に勝負 平昌五輪スノボ女子ビッグエア
平昌五輪第14日は22日、スノーボードの新種目ビッグエアの女子決勝が行われ、一関市東山町の岩渕麗楽(一関学院高1年、キララクエストク)が147・50点で日本勢最高の4位に入った。3位とは10点差で惜しくもメダルを逃したが、本県関係者ではスキージャンプ男子ノーマルヒルで7位に入った八幡平市出身の小林陵侑(土屋ホーム)に続く入賞となった。
16歳の岩渕は19日の予選で3位に入り、12人で争う決勝に進出した。決勝は当初予定していた23日は強風が予想されたため1日早まり、3回滑走したうち2回のベストスコアで順位を決めた。
10番目に登場した岩渕は、1回目で予選でも見せた横2回転半の「キャブ900」を決め、79・75点をマークし4位で発進。2回目は自身が得意とする縦2回転横3回転の大技「バックサイドダブルコーク1080」を繰り出したが、着地で手をついたことで67・75点と得点は伸びなかった。最終3回目にも同じ技に挑んだが着地が決まらなかった。
冬季五輪日本女子最年少のメダル獲得はならなかったものの、初出場で4位入賞を果たした岩渕は「(メダルに)あと一歩届かないというのが今の自分の実力。本当に悔しい気持ち。やりたいことをやり切って結果を残したかった」と語った。
岩渕 麗楽(いわぶち・れいら)一関市東山町在住。4歳からスノーボードを始め、東山中学校1年時にプロデビュー。2017年に全日本選手権スロープスタイルで優勝し、全日本スキー連盟の強化指定選手に選出された。同年12月のワールドカップ・ビッグエアで初優勝、18年1月のウインターXゲームズで準優勝。平昌五輪では12日のスロープスタイルで14位だった。一関学院高1年。150センチ、44キロ。
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◆日本4位 LH団体 平昌五輪ノルディック複合
これが強豪との差 永井秀昭