奥州・金ケ崎
髙橋由一氏４選 金ケ崎町長選 ７５０票差、激戦制す
任期満了に伴う金ケ崎町長選は４日、投開票が行われ、現職髙橋由一氏（71）＝無所属＝が４８６３票を獲得し、元町参事で農業の新人髙橋寛寿氏（62）＝同＝を７５０票差で破り、４選を果たした。３期12年の実績と子育て支援や人口減少対策、地域づくり、産業振興などを訴え、町政刷新を目指した新人を振り切った。
髙橋由一氏は２０１７年７月に出馬表明し、選挙戦では財政健全化などに取り組んだ任期中の実績とともに、継続的な町政の重要性を強調。高校までの医療費無料化や、婚活・出生率向上・子育ての総合対策による少子化対策、幼稚園型認定こども園の新設、６生活圏ごとの次世代につなぐ地域づくり推進、国道４号拡幅に併せた周辺開発などを新たな施策として訴えた。
髙橋寛寿氏は17年11月に出馬表明し、「町政に新風を」と力説。人口減少ストップと「住みやすさ日本一」のまちづくりに向け、子育て環境の充実、企業誘致、町行政をイベントから実務に転換し、自主的な自治会活動を取り戻すことなどを主張したが、あと一歩届かなかった。
当日有権者数は１万３０４１人（男６５２１人、女６５２０人）。投票者総数は９０３５人（男４４４９人、女４５８６人）。有効投票数は８９７７票、無効58票。投票率は69・28％（男68・23％、女70・34％）で、前回を２・03ポイント上回った。
当選証書の交付は５日午前10時から町役場で行われる。
金ケ崎町長選（午後８時38分選管終了）
当4863 髙橋 由一 71 無現
4113 髙橋 寛寿 62 無新
