北上・西和賀

愛称は「いいあんべ」 今夏開局の地域FM ロゴマーク決まる【北上】

「きたかみE&Be(いいあんべ)エフエム」の基本ロゴマーク

 2018年度に開局する北上市コミュニティFMの運営事業者・北上ケーブルテレビ(KCTV、佐藤正昭代表取締役社長)は5日、FMの愛称とロゴマークの基本デザインを発表した。愛称は北上市和賀町岩崎の会社員及川幸弘さん(43)が考案した「きたかみE&Be(いいあんべ)エフエム」で、ロゴマークは北上の鬼と桜を採り入れた作品が選ばれた。KCTVは7月中の開局を目指し、準備を進める。

 KCTVは17年9、10月に愛称を募集。北海道から沖縄までの全国各地から389件(市内175件、県内37件、県外177件)の応募があった。

 その中で、E&Beの「E」はEverything、Everyday、Emergencyの頭文字をとり、「Be」はBelieve、Bestの意味。くっつけた「いい&びー」をなまって「いいあんべ」とした。

 及川さんは「格好つけず、地元にいいあんばいの放送を毎日、緊急事態時も市民に信頼される最良の放送局になってほしい」と願いを込め、考案したという。

 公募では「桜」や「鬼」をキーワードとする作品が多かったが、「いいあんべ」は「市民と一緒につくり、北上にこだわったコミュニティFMのコンセプトに合致している。独創性ある作品で、命名の理由も共感できる」と選定した。

 及川さんは「正直驚いている。パーソナリティーの顔が見える、地域に根差した放送局になってほしい」とコメント。KCTVは「市民参加型の番組を『いいあんべ』で制作し、気軽に出演いただけるFMを目指す」としている。

 ロゴマークは市内と近郊の業者のコンペで、6社から16作品が寄せられた。選考の結果「北上の鬼と桜を取り入れ、元気のあるデザインにした」という奥州市水沢区のあべ印刷の作品を採用。「インパクトが強く、愛称にも合っている」と評価された。周波数決定後は、基本ロゴマークのほかに色違いのデザインなどで多様なPRを展開する。

 佐藤社長は「たくさんのご応募に感謝します。7月中の開局を目指し準備してまいります」と話している。

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