一関・平泉

輝かしい未来願い 千厩小 閉校記念碑を除幕【一関】

千厩小の歴史を伝える閉校記念碑を囲み、笑顔を見せる6年生

 一関市千厩町内の5小学校の統合に伴い、今年度で閉校する千厩小学校(皆上聖一校長、児童274人)で13日、閉校記念碑の除幕式が行われた。児童が開校からの歩みや卒業生の未来を願う思いが刻まれた記念碑の完成を笑顔で祝った。

 閉校記念碑の製作は、閉校記念事業の一環。もともと千厩小の石門として学校入り口に設置されていた花こう岩を土台にし、「145年の歩み」の文字と、開校・閉校年、卒業生総数を表した2枚の石板を取り付けた。

 除幕式には6年生をはじめ、教職員、閉校記念事業実行委関係者ら約60人が出席。永澤由利実行委員長は「千厩小は明治6年に開校してから145年となる。記念碑はこれからも皆さんの輝かしい未来を願い、見守り続けていく。千厩小で過ごした日々を胸に刻み、卒業後も学校のことを思い出してほしい」と呼び掛けた。

 実行委、PTA、教員、施工者、児童会長の会田愛大君(6年)が幕を引き、記念碑がお目見えすると拍手で完成を喜んだ。引き続き6年生全員で写真撮影を行い、記念碑を囲んで笑顔を見せていた。

 記念碑の土台となる千厩小の石門は縦約160センチ、横約220センチ。新たに取り付けた「145年の歩み」の石板は縦約20センチ、横約70センチで、もう一枚の石板には「明治6年6月開校 平成30年3月閉校 卒業生総数11700余名」と記された。

 皆上校長は「記念碑が児童にとって千厩小での記憶を思い出すものとなってほしい」と願っていた。

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