一関・平泉

メダカと共生し営農 門崎ファームが大臣賞 農業農村整備優良地区コンクール【一関】

首都圏のツアー客も参加し、環境保全を考え交流した「メダカ田んぼのお田植え会」=2017年5月21日

 一関市川崎町の農事組合法人門崎ファーム(藤江修代表理事組合長、189戸)は、2017年度農業農村整備優良地区コンクール(全国土地改良事業団連合会主催)で最高位の農林水産大臣賞を受賞した。圃場(ほじょう)整備を契機としたメダカの生息環境の保全、お田植え会など都市との交流活動が評価されたもので、関係者は食と環境を守る意欲を新たにしている。

 同コンクールは農業農村整備事業を契機に、活力と個性ある地域づくりに一体となって取り組んでいる地域や団体を表彰するもので、農業振興と中山間地域等振興の2部門があり、門崎ファームは中山間地域等振興部門での受賞。

 門崎ファームは、約7億8000万円の事業費を投じ、水田の区画整理や暗渠(あんきょ)排水を実施した同町門崎地区での県営経営体育成基盤整備事業(04~13年度)に伴って13年4月に設立された。経営面積は51・8ヘクタール。

 圃場整備の際、同地区に生息する絶滅危惧種のメダカとの共生に向け、岩手大と協力してメダカが自由に行き来できる水路を水田に併設し、メダカとホタルが生息する環境の保全に努めた。

 また、豊かな環境を次世代へ継承するため門崎メダカファンクラブを設立。お田植え会やメダカ観察会、収穫祭などのイベントを企画し、首都圏からのツアー客を迎え交流の輪を広げている。

 収穫した米は「門崎めだか米」「門崎ホタル米」のブランドで販売。インターネットなどで販売額を増やし、昨年は東京ステーションホテルと契約するなど、首都圏での販路拡大を図っている。

 県内での農林水産大臣賞の受賞は、16年度の摺糠地区農地・水・環境保全会(一戸町)に続き2年連続。

 受賞の知らせに、藤江組合長は「先輩たちがメダカ、ホタルを守りながら取り組んできたことは間違っていなかった。自信とこだわりを持ち、今まで以上に食と環境を守る営農に一丸となって取り組みたい」と語っている。表彰式は、26日に東京都内で行われる。

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