県内外

「ラガーまん」でW杯盛り上げ 県など 県産食材使用、今秋販売【岩手】

買い物客に「いわてのラガーまん」の試食品を配布し、ラグビーW杯をPRする関係者

 県などは20日、2019年に釜石市などで開催されるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を盛り上げようと、盛岡市のイオン盛岡店でラグビーボール風の中華まん「いわてのラガーまん」の試食販売会を開いた。県産のいわて短角牛を使用したオリジナル商品で、食品加工などを行う久慈市の第三セクター総合農舎山形村が製造。今秋に本格販売を開始する。

 ラガーまんの販売は、県が中心となり企画。東日本大震災や2016年の台風10号災害で被害を受けた同市の短角牛をメインに、シイタケ、タケノコなどを加え、しょうゆベースで味付けした。生地はトマトパウダーで明るいオレンジに着色し、ラグビーボール風の楕円形に仕上げている。価格は税込み540円。

 同日は店内で50個をテスト販売したほか、関係者が「岩手限定のラガーまんです」などと呼び掛け、買い物客らに試食品やラグビーW杯のクリアファイルを配布した。

 葛巻高校2年の坂本唯さん(17)は「肉汁がたっぷりでおいしい」と絶賛。「W杯にも興味があるので、ぜひ観戦したい」と話していた。

 同商品は県内の店舗のほか、試合会場での販売も検討。県流通課6次産業化推進担当の髙橋正樹主任主査は「ラガーまんは震災復興もコンセプトとした商品。県産品を味わいながら、W杯と被災地を応援してほしい」としている。

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