「ｇａ・ｒａ」最高金賞　湯田牛乳公社のギリシャヨーグルト　国際展で品質評価【西和賀】

　西和賀町の第三セクター「湯田牛乳公社」（代表取締役・細井洋行町長）が製造する「ｇａ・ｒａ（がら）ギリシャヨーグルト」は、「ＦＯＯＤＥＸ　ＪＡＰＡＮ２０１８／国際食品・飲料展」（６～９日、千葉・幕張メッセ）のご当地ヨーグルトグランプリプレーン部門で最高賞となる最高金賞を受賞した。

　ｇａ・ｒａは、本場ギリシャヨーグルトの日本での販売を目指し、ギリシャ人が経営する輸入代理店と共同開発によって２０１７年10月に商品化。ギリシャでも人気のある生クリームを加えた濃厚さがある一方、後味がさわやかなのが特徴で、販売開始から約半年の同商品について一般的な評価を得る機会にしようと同公社が出品した。

　同展は１９７６年から毎年開催しているアジア最大級の食品・飲料専門展示会で、一般社団法人日本能率協会など５団体が主催。ご当地ヨーグルトグランプリは、新たな商品の発掘を狙いに同展に合わせ、毎年さまざまなメニューを交代で実施しているご当地フードグランプリの一環で開催された。

　今回は▽プレーン▽ドリンク▽ハード＆ソフト－の３部門に全国から42社の商品がエントリー。このうちプレーン部門には北海道から沖縄県まで全国15社の商品が出品され、▽パッケージのデザイン性▽ご当地性▽味－などを基準に来場者によって審査された。

　その結果、ｇａ・ｒａは、南ケ丘牧場（栃木県）のガーンジィゴールデンヨーグルト、石垣島ミルククラウン（沖縄県）の石垣島ジャージーヨーグルトとともに最高金賞を受賞。このほか、おいしさと購買欲を喚起させる点も高く評価され、味の評価審査賞、商品魅力審査賞も併せて受賞した。

　同公社の溝渕郁夫専務取締役は「品質に自信を持っていた商品が多くの人に高く評価されたことに手応えを感じている。これからも多くの人に味わってもらえるような商品を提供していきたい」と意欲を語った。