奥州・金ケ崎

問題解決の手法学ぶ 一関修紅高看護コース 県南青少年の家で講習【金ケ崎】

作業を通して課題解決の方法を探る生徒

 一関修紅高校看護進学コースの講習は12日、金ケ崎町の県立県南青少年の家で行われた。看護の道を目指す生徒が、共同作業を通して社会人として問題解決への意識を養った。

 看護進学コースの1、2年生23人をはじめ看護師を志す特別進学コースの3年生2人が受講。水沢学苑看護専門学校の猪狩美佐子副校長ら3人が講師を務めた。

 講習では、生徒が6グループごとにパスタとひも、セロハンテープを使い、より高い「タワー」を作る作業に臨んだ。

 試行錯誤しながら「タワー」を作った生徒は、「高さを意識し過ぎて、土台に安定感がなかった」など、それぞれに改善点を踏まえて再び作業に取り組みながら、現状分析や対策、実施、評価などの手法を学んだ。

 阿部汐央莉さん(2年)は「看護師は人を助けるのが仕事。患者に信頼される看護師になりたい」、鈴木美桜さん(同)は「患者に優しく、頼りにされる看護師を目指す」と目標達成に向けて決意を新たにしていた。

 同講習は、同日から1泊2日の日程で同施設で行われている恒例の宿泊研修の一環。生徒は一関市の同校での学習のほか、奥州市水沢の同看護専門学校で実習に臨む。一関修紅高校では、県南地域の医療機関で働く看護師の育成を目指している。

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