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大谷、鮮やか3点三塁打

ロイヤルズ戦の七回、走者一掃の3点三塁打を放つエンゼルスの大谷=12日、カンザスシティー(時事)

 【カンザスシティー時事】米大リーグは12日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はロイヤルズ戦に8番指名打者で出場し、七回2死満塁の第4打席で右中間へメジャー初の三塁打を放って4打数1安打3打点だった。第1打席は見逃し三振、第2打席は左飛、第3打席は敬遠四球、第5打席は三ゴロ。チームは7-1で快勝して5連勝とした。

 イチローが所属するマリナーズは試合がなかった。

内角攻めに見事対応

 厳しい内角球を鮮やかにさばいた。エンゼルス3点リードの七回2死満塁の場面。打席に入った大谷は、初球の内角速球を空振り。1ボール1ストライクから変化球を振らされて追い込まれたが、続く4球目のインコースへの96・7マイル(約156キロ)にしっかりと反応して捉え、右中間深くへと運んだ。俊足を飛ばして三塁を陥れる間に、3人がホームを踏んで走者一掃。リードは6点に広がった

 打者としても好調をキープしている大谷。二回の第1打席から、捕手が内角の厳しいコースにミットを構える場面が多く見られるなど、相手バッテリーが警戒している様子がうかがえた。

 この打席は1ボール1ストライクからの内角球で追い込まれると、最後は外角の厳しいコースに速球を決められて見逃し三振。四回はインコース速球を捉え損ねて左飛。六回の第3打席は、2死二塁からの申告敬遠で勝負を避けられた。

 「1打席1打席の間もそうだが、1試合の中でも良い打撃ができるような準備ができる」と語っていた大谷。言葉通り、相手バッテリーの内角攻めに、同じ試合の中で見事に対応してみせた。

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