奥州・金ケ崎
放課後、長期休暇を支援 クレヨン、来月業務開始予定 町社協３カ所目の施設【金ケ崎】
金ケ崎町社会福祉協議会（佐藤惇会長）は18日、放課後等デイサービス「第３クレヨン」の開所式を同町西根本町の現地で行った。同社協３カ所目となる施設で、利用希望者の増加を受けての開設。障害を持つ児童・生徒、保護者のニーズを踏まえ、快適に過ごせる支援サービスの提供を目指す。業務開始は５月１日の予定。
同社協では２０１２年10月に町福祉センター内に同デイサービス「クレヨン」（定員10人）を設置。利用者増に伴い、14年４月には同町西根町裏に同デイサービス「第２クレヨン」（同）を設置し、障害を持つ子供たちの放課後や長期休暇の支援を行ってきた。
それでも定員超過状況が続いており、今後もさらなる増加が見込まれることから、今回新たな施設として同町西根本町地内の空き家を活用して整備した。
開所式には関係者約50人が出席し、佐藤会長が「障害のある子供、発達に特性のある子供が放課後や長期休暇に利用できる福祉サービス。第３クレヨンは立地場所も恵まれており、地域・近隣住民の理解を賜りながら運営してまいりたい」とあいさつ。髙橋由一町長らが祝辞を述べ、出席者の代表７人がテープカットで開所を祝った。
第３クレヨンは木造平屋建て（床面積70・24平方メートル）で、２月から入り口スロープの設置や部屋の間仕切り撤去など改修工事を進めた。立地は県道西根佐倉河線沿いで、車での出入りの利便性が良いほか、道路から少し奥まっているため環境的にも落ち着いている。
主なサービスは創作・学習活動、遊び、相談援助など。定員10人。スタッフは４人体制で希望によって送迎も行う。利用は平日の下校時から午後６時まで。長期休暇期間は午前８時から午後６時まで対応する。
