一関・平泉

ひさし付きポスト好評 雨でも新聞ぬれません 室根の販売店 材木店と共同製作【一関】

新聞袋用ポストを共同製作した室根千葉新聞店の千葉店主(左)と千葉材木店の千葉専務取締役。雨天時もぬれる心配がないと講読者から好評だ

 一関市室根町の室根千葉新聞店(千葉武史店主)と千葉材木店(千葉擴司代表取締役社長)は、雨よけのひさしが付いた新聞袋用ポストを共同製作した。設置する講読者からは雨天時に新聞がぬれる心配がないと好評で、今後町内外エリアで設置を広めていきたい考えだ。

 東磐井地域では玄関から幹線道路まで距離のある家庭が多く、ビニール製の袋を新聞受けとして道路沿いに設置して配達している。しかし、雨風にさらされることで新聞袋が劣化し、悪天候の日には「新聞がぬれていて文字が読めない」と講読者から連絡が来ることがあったという。

 そこで、改善策として雨よけのポストの設置を千葉店主(42)が考案。一関商工会議所青年部で共に活動している千葉材木店の千葉英司専務取締役(39)に依頼し、同社の職人が県産木材を使用して製作した。現在地元を中心に購読する60~70軒で設置している。

 ポストの高さは約1・5メートル。新聞袋を板に固定し、雨にぬれないようひさしを取り付けた。ひさしが新聞を取り出す時に邪魔にならないよう、袋を取り付ける位置も細かく調整した。

 千葉専務取締役は「室根は昔から材木業が盛んな地域。温かみのある木のポストが町に並ぶことで景観も良くなっていけばいい」、千葉店主は「読者サービスの一環として、取り組みが他地域にも広がっていってほしい」と期待する。

 町外エリアへの販売価格は約2000円。問い合わせは千葉材木店=0191(64)2323=へ。

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