県内外

大谷 二塁打2本放つ

ブルージェイズ戦の九回、二塁に滑り込むエンゼルスの大谷(右)=24日、カナダ・トロント(時事)

 【トロント時事】米大リーグは24日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はブルージェイズ戦に5番指名打者でフル出場し、二塁打2本を放って3打数2安打、2四球だった。1試合4出塁は大リーグ移籍後初めてで、2得点をマークした。エンゼルスは8-1で快勝した。

打って走って快勝に貢献

 エンゼルスの大谷は大リーグで初めて1試合4度の出塁を果たし、チームの快勝に貢献した。二塁打2本に2得点。「全体の流れの中で、良い役割ができたんじゃないかと思っている」と納得の活躍だった。

 二回の第1打席は先頭できっちりと四球を選び、マルドナドの適時打で先制のホームイン。三回には高めの速球を豪快に左中間へ運ぶ二塁打、八回にも先頭で四球を選んでチャンスを演出した。

 九回には俊足を生かした攻撃を見せた。2死走者なしの打席で、緩いゴロで二遊間を抜き、中前に転がる当たりを放つと、思い切り良く二塁へ。一度はタッチアウトと判定されたがチャレンジで覆り、「しっかりかわしてスライディングをしていたので、セーフかなと思っていた」。続くシモンズの左前打は強い打球だったが、悠々とホームに滑り込み、駄目押しの8点目をもぎ取った。

登板先送り 田中との投げ合いは消滅

 【トロント時事】米大リーグ、エンゼルスのソーシア監督は24日、大谷投手の先発予定を27日のヤンキース戦から先送りすると発表した。同日の試合では、田中将大投手とメジャーでは初の投げ合いが見込まれていた。ソーシア監督は「負担を考慮した」と説明。大谷は4勝目を挙げた20日のレイズ戦で、大リーグ移籍後最多となる110球を投げていた。

 24日の試合に5番指名打者で出場した大谷は、試合前にはキャッチボールを行っており、「特に何も悪くない。(首脳陣の決断は前回登板の)球数が多かったからだと思っている。今まで通り、次の登板にしっかり合わせたい」と語った。ソーシア監督によると、25日に始まる敵地でのヤンキース3連戦では、打者として出場する可能性はあるという。

地域の記事をもっと読む

県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付
県内外
2024年4月27日付