北上・西和賀

緑映す湖畔1919人疾走 錦秋湖マラソン 川内優輝選手 貫禄ゴール【西和賀】

第38回錦秋湖マラソンで新緑の錦秋湖畔を走る選手たち


 第38回錦秋湖マラソン(西和賀町など主催)は27日、町役場湯田庁舎前を発着点とする特設コースで行われた。町内をはじめ県内外から訪れた選手が、新緑の錦秋湖畔を駆け抜けた。

 同日は14部門に前回(1899人)を超える1919人がエントリー。主要地方道盛岡横手線や国道107号の一部を通る日本陸上競技連盟公認の特設コースで、30キロ、ハーフ(21・0975キロ)、10キロの男女年齢別に14部門が行われた。

 スタート地点近くに設けられた大会本部前のスタート時間(午前10時)の気温は23・1度で、湿度は34%(いずれも大会本部発表)。10時に30キロとハーフ、10時5分に10キロがスタートした。

 強い日差しが照りつける中、選手は満水の錦秋湖や湖畔の豊かな緑を横目に春の西和賀路を疾走。沿道の観衆からは選手の力走を激励する声援が送られた。

 今回は来年4月からのプロ転向を表明した川内優輝選手(31)=埼玉県庁=がゲストランナーとして出場。4月のボストンマラソンで日本勢31年ぶりの優勝を果たした貫禄を見せ、ハーフの部トップでゴールした。

 3年連続4度目の出場となった今大会について「先週の走りの影響もあり、今回が一番きつかった」と振り返り、「来年はしっかり調整し、リベンジしたい」と意欲。東京五輪に向けては明言を避けたが、「暑さに強くならないといけない」と飛躍を誓った。

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