奥州・金ケ崎

寿庵の遺徳しのぶ カトリック水沢教会 100人出席しミサ【奥州】

胆沢平野開拓の祖の遺徳をしのび、今年の豊作と平和を祈った春の後藤寿庵祭

 胆沢平野開拓の祖で、キリシタン領主・後藤寿庵の功績をたたえる春の「後藤寿庵祭」は27日、奥州市水沢のカトリック水沢教会で行われた。関係者、来賓ら約100人が出席し、寿庵の遺徳をしのぶとともに、秋の豊かな実りと平和を祈った。

 主催する同教会(高橋昌司祭)や信徒会、同祭実行委員会関係者のほか、県内外から参列してミサが行われた。平賀徹夫仙台教区司教は「信仰を持って生きる、人のために尽くそうとする生き方の模範として、寿庵を目の前に置くことがこのお祭りの意味」と説き、「田畑の祝別式」では胆沢平野の開拓に努めた寿庵の功績に触れるとともに、あらゆる災害からこの地を守っていただくようにと神に願いを込め、出席者が祈っていた。

 寿庵は仙台藩主伊達政宗の家臣で水沢地方の一部を治めたキリシタン領主。大規模なかんがい工事に取り組み、用水路「寿庵堰(ぜき)」の開削により、荒れ地だった同地方の田畑に水を引き込み、豊かな穀倉地帯となった胆沢平野の発展の礎を築いた。

 寿庵祭は毎年春と秋に実施。春は同教会が主催し、2017年までは同市水沢の寿庵廟(びょう)で野外ミサを実施してきたが、今年から同教会内での開催となった。

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