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3年ぶり黒字 県立病院昨年度決算 包括ケア病床導入で効果【岩手】

 県医療局は4日、2017年度の県立病院事業会計決算を発表した。地域包括ケア病床の導入や患者1人1日当たりの収益が増加したことなどにより、経常損益は前年度比2億5899万円増の8100万円で、3年ぶりの黒字に転じた。病院別では20病院のうち、5病院が黒字、15病院が赤字となった。

 総収益は1039億9600万円(前年度比0・9%増)で、純損失は4億9500万円と4年連続の赤字となり、累積欠損金は464億7400万円に増えた。

 収益のうち、入院555億8842万円(同増減なし)、外来267億6531万円(同1・5%増)となった。

 同局では、入院、外来とも患者が減少したが、国の診療報酬で高く評価されている地域包括ケア病床を8病院に導入したことにより、収支の改善に影響があったと分析している。

 総費用は給与費や委託料などの経費増加などにより1044億9100万円(同0・5%増)。医業費用は材料費が1億3300万円(同0・6%減)と減少したもの、給与改定に伴う給与費と委託業務の拡大などにより委託料などが、それぞれ増加した。

 このほか、特別損失として旧北上病院解体工事として5億7600万円を計上した。

 病院別で黒字となったのは、中央、中部、胆沢、磐井、宮古の5病院。このうち、胆沢と宮古は昨年度の赤字から黒字に改善した。

 県医療局は「良質な医療を提供するためには、良質な経営が必要。必要な投資ができるよう黒字経営に取り組んでいきたい」としている。

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