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ツキノワグマ狩猟期間延長 人里への出没抑制 北海道・東北初、11月1日解禁【岩手】

銃声で怖さ知らせる

 県環境審議会自然・鳥獣部会(部会長・青井俊樹岩手大名誉教授)は12日、盛岡市内で会合を開き、ツキノワグマの人里への出没の抑制を図るため、国の定める狩猟期間(11月15日~翌年2月15日)を11月1日からに前倒しする形で延長する第4次ツキノワグマ管理計画(2017~21年度)の変更を了承した。ツキノワグマの狩猟期間延長は北海道、東北では初めてで、今年から適用される。

 狩猟期間は国が定める11月15日~翌年2月15日としているが、冬眠前のクマに対し、狩猟行為による恐怖を学習させ、人里への出没などの抑制を図ることを目的に変更する。

 県によると、17年度のクマの出没数は2575件(前年度3070件)で、人身被害は16件17人(同17件19人)だった。クマによる人身被害は毎年度10人以上に上り、農業被害額は年々減少しているものの、年間3000万円を超える状況となっている。

 近年は狩猟者の高齢化や減少などで、狩猟によるクマの捕獲数が徐々に減少し有害鳥獣捕獲による捕獲が多くを占めている。

 有害鳥獣捕獲では「箱わな」を使用するため、クマが危険性を感じることなく捕獲されるが、狩猟行為では、野山を追い回され銃声などを聞くことで人の怖さを学習し、人里への出没の抑制が期待されるとし、狩猟による捕獲を推進するため期間を延長する。

 同計画の一部変更により、第12次鳥獣保護管理事業計画(17~21年)も変更された。

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