奥州・金ケ崎
金札米“箱入り”に ＪＡ江刺 ２０日から販売【奥州】
奥州市のＪＡ江刺（小川節男組合長）はブランド米「江刺金札米」に化粧箱入り贈答用キューブ米を加え、20日から販売する。手軽に味わえる金札米として中元などの贈り物に喜ばれそう。
キューブ米自体は昨秋、金札米のパッケージデザインを「金」の字をモチーフとするロゴに一新した際に発売したが、今回改めて化粧箱入りとして商品化した。
特別栽培米ひとめぼれ３００グラム入り。脱酸素剤を用いて直方体（縦、横各７センチ、厚さ６センチ）のパックに個包装した。化粧箱入り３個が１８００円、同６個が３５００円。ばら売りにも対応する方針。
同ＪＡの送料無料キャンペーンの開始に合わせて20日から販売開始する。金札米を取り扱う地域の産直施設やスーパーで販売し、チラシやダイレクトメールでのＰＲ、百貨店のカタログギフト掲載なども見込む。
同ＪＡによると、近年は２キロ入りの米袋でも重いと敬遠される傾向が特に都市部で強くあるため、少量で手軽に購入でき、夏場など食味が落ちないうちに食べ切れる商品ニーズに応えた。
同ＪＡ金札米販売課の伊藤俊彦課長は「高齢者世帯や１人暮らしの若者などこれまでの購入層以外の消費者にもアピールしたい」と意気込む。
