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タイガーエア台湾 来月1日就航へ 張会長来県 花巻初の国際定期便

8月1日の国際定期便就航を明言し、達増知事(右)と握手を交わす張会長

 いわて花巻空港と台湾を結ぶ国際定期チャーター便を運航する台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾の張鴻鐘会長は4日来県し、花巻市湯本の花巻温泉佳松園で達増拓也知事と合同記者会見を行った。張会長は台湾、日本両政府との手続きが最終段階とし、8月1日に国際定期便として運航開始すると明言。達増知事も交流人口の拡大に期待を寄せた。国際定期便就航は本県初となる。

 張会長は同日の国際チャーター便で花巻空港に到着。歓迎レセプションを前に合同記者会見に臨んだ。

 達増知事に続いてあいさつした張会長は、国際定期便就航実現に向けた経緯に触れながら「手続きは最終段階で8月1日から定期便を就航したい」と明かした。達増知事は「岩手と台湾を直接結ぶ航空路線を活用し両地域の相互交流が拡大するよう取り組んでいく」と感謝し、11~14日に県訪問団、盛岡商工会議所訪問団と共に台湾を訪れることも紹介した。

 同社は花巻-台湾間で2017年9月にチャーター便の運航を始め、18年3月28日からは週2往復運航。定期便のメリットについて達増知事は、台湾で他路線に接続しやすくなり、台湾が岩手から世界へのゲートになり得るとした。張会長は、年間を通して定期便の搭乗率80%を目指すと強調した。両者とも東日本大震災の被災地復興の力になると期待感を示した。

 チャーター便では取材ツアーとして台湾メディア関係者8人も来県。7日までの4日間、県内各地の観光地などを取材し、台湾での岩手の魅力の情報発信につなげる。

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