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伝統踊り 多彩に披露 盛岡駅で「おもてなしさんさ」 来月1日の本祭開幕PR

大勢の見物客を前に熱演する大宮さんさ踊り保存会のメンバー

 盛岡さんさ踊り実行委員会は14日、盛岡市のJR盛岡駅前滝の広場で「おもてなしさんさ2018」を催した。最高気温が30度を超える暑さの中、保存団体が自慢の伝統さんさ踊りを披露し、8月1日に開幕する祭りをPRした。

 14日は午前、午後合わせて4団体が出演。同市を中心に各地域で踊り継がれてきた伝統さんさは、祭りのパレードで披露する統一踊りとは異なり、振り付けも衣装も地域ごとに特色がある。

 総勢40人が出演した大宮さんさ踊り保存会は、テンポの速さと躍動感のある太鼓、笛のリズムに乗った踊りが特徴で、数々の演目を熱演した。3連休の初日とあって同駅には行楽客の姿も多く、写真を撮るなどして広場で繰り広げられる伝統さんさ踊りを楽しんでいた。

 同市厨川のバス乗務員中村百合子さん(63)は「祭りはいつも仕事で見られない。きょうは自分にご褒美をもらったようで見ているうちに涙が出た」と感激していた。

 おもてなしさんさは、間近に迫った祭りを観光客ら多くの人が利用する駅で広くPRする狙い。初回の7日も4団体が出演したが、雨のため駅コンコースで催した。

 24日は市内の三ツ石神社で祭り成功祈願の演舞を奉納し、来月1~4日に同市中央通などで催される本番に臨む。

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