東芝メモリ立地 波及効果と課題【全3回】
東芝の半導体子会社「東芝メモリ」は、今月下旬から北上市北工業団地で新製造棟の建設に着手する。2019年春ごろから完成箇所に順次設備を搬入し20年に量産開始する計画で、最終的な雇用規模は1000人以上、総投資額は1兆円を超える巨大プロジェクト。北上市と近隣には関連企業進出の動きもあり、市も受け入れ態勢に万全を期している。各方面で経済波及効果が期待される一方、人材確保などの課題も指摘されている。北上地方、圏域で広がる東芝メモリ立地の影響に迫った。
(北上支社・伊藤稔、3回続き)