一関・平泉

早朝心静かに 中尊寺・夏休み坐禅会【平泉】

爽やかな朝の空気の中、中尊寺本堂で静かに座禅を組む参加者

 平泉町の中尊寺(山田俊和貫首)で22日、「夏休み早朝坐(ざ)禅会」が開かれ、参加者が爽やかな朝の空気の中、本堂で静かに座禅を組みながら心安らかなひとときを過ごした。

 町内や北上市などから7人が参加し午前6時に始まった坐禅会では、同寺法務部執事の菅野宏紹さんが座禅の意味や作法について説明。参加者は入道作法にのっとり「三礼(さんらい)」「四弘(しぐ)請願」を唱えた後、足や手の組み方などを教わり、本尊の釈迦(しゃか)如来坐像の前で約15分間の座禅に臨んだ。

 明かりが消された本堂には静寂の中、時折参加者の背中をたたく禅杖(ぜんじょう)の音だけが響き渡り、座禅を終えた参加者は皆すっきりとした表情で「とても充実した時間を過ごせた」「心を落ち着かせることができたので、ぜひまた来たい」と語った。

 夏休み早朝坐禅会は29日と8月5日も開かれ、県内はもとより遠くは島根県から申し込みがあるという。時間は午前6時から約1時間。小学生以上が対象で、奉納金として1人500円を納める。問い合わせは、同寺事務局法務部=0191(46)2211=へ。

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