北上・西和賀

児童が地域パトロール 鬼柳でちびっこ防犯活動【北上】

小学生がのぼり旗を掲げて地域安全などを呼び掛けた「ちびっこ防犯活動」

 北上市の鬼柳町自治振興協議会が主催する「ちびっこ防犯活動」が26日、同市鬼柳町地内で行われた。地域の小学生が防犯や交通安全を呼び掛けて地域をパトロールし、安心・安全な社会を築くための活動の大切さを実感した。

 防犯広報に携わることで小学生に地域とのつながりを理解してもらう一方、地域に対しては防犯活動を周知しようと毎年実施している。

 4回目となる今回は、鬼柳など市内4小学校の児童約120人が参加し、市防犯協会鬼柳支部のメンバーを中心に約50人が支援。児童は地域安全や交通安全、振り込め詐欺への注意などを呼び掛けるのぼり旗を掲げながら、鬼柳地区交流センターから近くのスーパーまで約500メートルを行進した。

 並走する防犯広報車に乗り込んだ児童も「あいさつは 地域の安全 犯罪防止の第一歩」などと拡声器でアナウンス。スーパーの入り口付近などでは買い物客に防犯啓発用のチラシを配布したほか、同センターに戻ってからはパトカーや白バイの乗車も体験した。

 参加した鬼柳小の佐藤隆太君(2年)は「白バイに乗ってハンドルを握ったらタイヤが動いて楽しかった」と喜びながら「知らない人にはついていかないよう気を付けたい」と防犯意識を高めた様子だった。

 同協議会の髙橋富士夫会長は「子供たちには今回の活動内容を家庭で報告してもらい、家庭内で防犯意識を高めてほしい。解放されがちになる夏休みには気持ちを引き締めて生活してほしい」と語っていた。

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