一関・平泉

新婚夫婦に30万円 所得、年齢制限条件に 一関市が助成制度創設

今年度分、あすから受け付け

 一関市は、結婚した夫婦の新生活を支援するための新制度として市結婚新生活支援補助金を創設した。夫婦の世帯所得が340万円未満で、双方の年齢が34歳以下であることなどが条件。新居の購入費や賃料、引っ越し費用などを対象経費に最大で30万円を助成する。2018年度分の申請は8月1日から受け付ける。

 市では、結婚活動支援事業として結婚を考えている人の出会いを創出する結婚活動サポートセンター事業をはじめ、2カ月に1回のペースで結婚相談会などを実施。ハッピーブライダル応援事業では、めぐりあいサポート事業か、縁結び支援員事業で結婚した夫婦(婚姻届提出から1年後)に10万円の祝い金を贈呈している。

 新たな補助制度は、新生活を始める際の経済的負担を軽減することで地域における少子化、人口減少対策を強化するのが狙い。

 補助対象となる経費は、新居の購入費、新居の賃料、敷金、礼金、共益費、仲介手数料、引っ越し費用(実費分)。勤務先から住宅手当が支給されている場合や、公的制度で家賃補助を受けている場合は、差し引いた額が補助対象となる。

 申請して補助を受ける場合、今年4月1日から19年3月31日までに婚姻届を同市に提出した夫婦で、双方か、一方が市内に住んでいること、婚姻日の双方の年齢が34歳以下、世帯所得が340万円未満、双方とも市税の滞納、未納がないことなどを条件としている。

 申請は来月1日から市いきがいづくり課、各支所地域振興課で受け付ける。

 問い合わせは市いきがいづくり課=0191(21)8852=へ。

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