奥州・金ケ崎

七夕飾り作り楽しむ 放課後等デイサービス利用者 地域住民と交流【金ケ崎】

一緒に七夕飾り作りを楽しむなど交流を深めた第3クレヨン利用児童とかみしも結いの会会員

 金ケ崎町社会福祉協議会などは、初の「お休み処(どころ)かみしも地域交流会」を30日、同町西根本町のお休み処かみしもで行った。障害や、発達に特性を持つ児童生徒を対象に、町社協が本町地内で4月に開設した放課後等デイサービス第3クレヨン利用者と、かみしもを運営する地元のかみしも結いの会(菊地芳子代表)会員らが、七夕飾り作りなどを通して触れ合いの輪を広げた。

 第3クレヨン利用者の小学1~3年生8人と職員、かみしも結いの会からは菊地代表(73)=同町西根本町=ら6人が参加。第3クレヨンの代表児童が「一緒に作りましょう。よろしくお願いします」と会員に呼び掛けた。

 利用者と会員は一緒になって赤、青、黄などさまざまな色の折り紙を切って、ひし形や輪状にしたものを貼り合わせながらたくさんの七夕飾りを製作し、2本のササ竹を彩った。交流会では、会員による小麦粉を焼いた昔ながらのおやつなどを味わった。

 熱中する子供たちとのにぎやかなひとときに会員の笑顔があふれ、菊地代表も「子供の声が聞こえるのは楽しい」と喜んだ。七夕飾りは両施設にに1本ずつ分け、かみしもでは「かみしもお盆市」が開かれる8月11日まで展示を予定している。

 地域住民との交流による社会生活の経験を通して、第3クレヨン利用児の発達支援につなげようと町社協、同会が主催して初めて行われた。今後も交流機会を持っていきたい考えで、菊地代表は「冬休みには餅つきなどを行い、多くの地域の人たちにも声を掛け、地域交流の機会にもしていければ」と語っていた。

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