一関・平泉

園児とはっけよい 東山で合宿 東関部屋力士、一関入り

東関部屋の力士と相撲を取る一関あおば保育園の年長児

 一関市東山町で合宿を行う大相撲東関部屋の力士たちが9日、同市入りした。合宿場所に向かう前に立ち寄った保育園では、園児たちと相撲を取ったり、質問に答えたりしながら交流を深めた。30周年を迎えた今年の東山町合宿は16日までの8日間。力士たちは、12日にフェスティバルを開催するほか、交通安全パレートへの参加や福祉施設への訪問などを通じて地元住民らと触れ合う。

 合宿で訪れたのは同部屋の振分親方(元小結高見盛)と力士ら12人。新幹線で一ノ関駅に到着後、同市山目の一関あおば保育園(佐藤幸子園長)を訪れ、待ち焦がれた園児約120人から盛大な拍手で歓迎を受けた。

 園児たちや地元後援会関係者を前に振分親方は「東山町での合宿はもう30年になる。今年も皆さんと会えて本当にうれしい。あしたから松川市民センターで朝から稽古をしているので、よろしくお願いします」とあいさつした。

 交流行事では、各力士の紹介に続いて年長児約20人が力士と相撲を取った。力士1人に対して園児5人で立ち向かうも、日ごろの稽古で鍛え上げられた大きな体はびくともせず、軽々と持ち上げられて土俵の外に出される園児もおり、取組を見守る周囲の園児たちは「頑張れー」と声を張り上げた。

 初めて力士と相撲を取った鈴木善ちゃん(5)は「おすもうさんはとても大きくて、すごい力だった」と笑顔で喜んでいた。

 この後、一行は勝部修市長へのあいさつのため、市役所も訪問した。

 同部屋の東山町合宿は1989年に首都圏在住の同町出身者の仲介で始まり、地元の後援会が中心となって毎年受け入れている。

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