一関・平泉

出来栄え上々 平泉 黄金メロン糖度検査

本格的な出荷を前に行われた黄金メロンの糖度検査=平泉町のJAいわて平泉平泉営農経済センター

 平泉町特産「黄金メロン」の本格出荷を前に、生産者で組織する平泉黄金メロン研究会(高橋正洋会長)は21日、同町平泉にあるJAいわて平泉の平泉営農経済センターで糖度検査を行った。

 黄金メロンは1996年から町内で栽培されているメロンで、ビニールハウスで1株から1個の果実を収獲する立ち作り栽培により一般のメロンよりも糖度が高く、14度を下回ると出荷を認めない厳しい基準を持つ。

 生産者をはじめ、同JA職員、町職員らが参加した検査では、会員6人が持ち込んだ着果50日前後のメロンを1個ずつ切り分け、糖度計を使い測定。実際に試食して味や香り、食感などの出来栄えも確認した。

 また、今後の出荷に向けた品質や等級・規格の管理をはじめ、出荷に合わせた収穫時期など留意点の確認も行われた。

 検査の結果、全ての会員が糖度14度を上回る合格点で、中には15・8度と高い糖度のメロンも。高橋会長(59)=同町平泉字花立=は「今年は夏の猛暑で玉が小さくなる影響があったが、会員たちのきめ細かな管理もあり、出来栄えは上々」と太鼓判を押す。

 黄金メロンは、早ければ今月末にも町内の店頭に並ぶ予定。9月1、2の両日は、同町平泉字伽羅楽にある道の駅平泉で試食即売会も開かれる。

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