奥州・金ケ崎

こだわりのジェラート グラスヒル和光「牧草の丘」 22日開店 加工品、軽食も提供【金ケ崎】

グラスヒル和光で22日に開店する「牧草の丘」。和光産生乳を使った6種類のジェラートを製造・販売する

 金ケ崎町西根和光地区で設立されたグラスヒル和光(矢作實代表取締役社長)は、加工・販売施設「牧草の丘」を地区内に整備し、22日に開店する。和光産生乳100%で自家生産したジェラート6種を販売するほか、今後、地場農畜産物を使った加工品の開発・販売や軽食提供なども展開し、和光ブランド発信を目指す。

 同町では和光地区活性化に向けた事業検討や具現化などへ、町や関係機関・団体などで2016年4月に地区活性化協議会(会長・倉田和弘和光自治会長)を組織。16年度に将来ビジョンの同地区地域活動計画が策定され、ジェラート開発と金ケ崎温泉駒子の湯での販売をはじめ、さまざまな取り組みを進めている。

 グラスヒル和光は地区内外の出資者により今年2月に設立。外部委託していたジェラートの自家生産や地場品を活用した加工品開発へ今年度、和光地内の和光地区研修集会施設北東側の町有地を賃貸し、8月から施設建設に着手していた。

 当初見込んでいたプレハブ建ての簡易施設の計画を変更し、木造平屋建ての常設施設として整備。床面積約53平方メートルで販売スペースや飲食スペースを設けたほか、ジェラート製造機械、冷蔵庫・冷凍庫などを備える。外観には施設名をイメージした草色を施した。事業費は約850万円。

 店内では、ジェラート6種類(ミルク、抹茶、ごま、ブルーベリーヨーグルト、トマト、スイカのソルベ)をシングル300円、ダブル400円で販売。生乳をはじめトマト、スイカなど地元産100%の原材料を用い、特に生乳は、牛が分娩してから7日目の朝に絞ったものにこだわった。矢作代表取締役社長(69)=同町西根和光=は「子に飲ませる一番栄養のある濃いミルクで、こくもある」と語る。

 今後プリンやヨーグルト、生乳加工品を使ったピザ、パスタなどの開発、販売を目指すほか、施設の地区民活用、地区産品の販売も視野に入れる。矢作代表取締役社長は「地域みんなが集まる場とともに、和光、金ケ崎の活性化にもしていきたい」と意気込む。

 営業時間は午前11時から午後5時まで(水・木曜定休)。初日は午前11時から開店記念式典、午後3時から同集会施設で記念祝賀会を行うため、3時で閉店する。

 開店以降の問い合わせは牧草の丘=0197(34)4680=へ。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2024年4月26日付
奥州・金ケ崎
2024年4月26日付
奥州・金ケ崎
2024年4月25日付
奥州・金ケ崎
2024年4月25日付