花巻

憧れの飛行機間近に 花巻空港スカイフェスタ 車両展示や救助デモ

いわて花巻空港スカイフェスタ2018で飛行機を見て楽しむ親子ら

 いわて花巻空港スカイフェスタ2018は23日、花巻市葛の同空港東側エプロン(駐機場)地区で開かれた。会場には小型飛行機や県防災ヘリコプター、空港関連の車両などが展示されたほか、さまざまなデモンストレーションも繰り広げられ、秋晴れの下、大勢の家族連れが空港の魅力を堪能した。

 同空港への県民の理解を深め、関心を高めようと1994年から続いている「空の日」(20日)にちなんだ恒例イベント。市交流会館(旧ターミナルビル)そばのエプロンには、防災ヘリや小型飛行機、海上保安庁の航空機に加え、化学消防車など空港関連の車両が並んだ。

 化学消防車の乗車体験コーナーは子供たちから大人気で、車両の周辺では父母、祖父母らが運転席に乗り込んだ子、孫の姿を写真に収めていた。飛行機をバックに記念写真を撮る親子の姿も見られた。

 防災ヘリひめかみによるデモンストレーションでは、県防災航空隊員がロープでつり上げて2人を救助する場面を実演。上空のヘリと地上の隊員の見事な連携プレーに、観客から大きな歓声が上がった。

 会場では複葉機によるフライトや化学消防車の放水、花巻農業高校鹿(しし)踊り部の演舞、花巻中学校吹奏楽部の演奏も披露され、イベントを盛り上げた。

 家族で訪れた遠野市松崎町、会社員堀内忠洋さん(29)は「初めて来たが、小型機でも間近で見ると迫力がある。天気も良くて楽しめそう」と話し、同日が誕生日という長男結翔ちゃん(2)も飛行機や消防車を指さしながら見て喜んでいた。

 サブイベントのバックヤードツアーは30日に行われる。

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