花巻

住民へ感謝伝える 若葉のふるさと協力隊の2人 東和での活動報告【花巻】

「若葉のふるさと協力隊」での活動を報告する寺山さん(左)と小林さん

 地域活動への参加などで農山村の暮らしに触れるボランティア「若葉のふるさと協力隊」活動報告会は24日、花巻市の東和総合支所で開かれた。21日から農作業やイベント「東和棚田のんびりRun」の開催準備、片付けなどに協力した東京農業大3年の寺山大貴さん(20)と茨城大1年の小林由莉さん(19)が、活動を支援した東和の人たちに感謝の気持ちを伝えた。

 同協力隊は、全国の若者が4泊5日の短期ボランティアとして農山村に滞在し、若者目線で田舎暮らしを体験するプログラム。NPO法人地球緑化センターの「緑のふるさと協力隊(1年間)」の体験版として実施されている。同市では2回目の受け入れ。

 寺山さんと小林さんは21日に来花し、リンゴ農家での作業や棚田マラソン運営などを体験した。寺山さんは「東和は和やかでいい町だなと感じたが、この4日間で、街並みのせいではなく、人が温かいからだと分かった。東京は便利過ぎて大事なものを忘れている気がする。それを気付かせてくれた皆さんに感謝したい」と笑顔を見せ、小林さんは「夜の商店街に『昭和感』があり、今でもこういうのが残っているんだな、と思った。人が温かくていい町。今まで生きてきた中で一番の感動をもらった」と振り返っていた。

 報告後は寺山さん、小林さんと受け入れ地域住民、棚田マラソンスタッフらで記念撮影。2人の活動報告写真などを見ながら、地域住民が交流を深めていた。

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