一関・平泉

古刹の秋染める花々 中尊寺菊まつり 20日開幕【平泉】

中尊寺坂下に展示された「菊金色堂」の造り物。20日のまつり開幕を参拝客らに告げている

 秋の中尊寺境内を華やかな菊花や菊の造り物が彩る第32回「中尊寺菊まつり」(同寺菊まつり協賛会主催)は20日、平泉町の同寺で開幕する。今年は町内をはじめ近隣の菊愛好者団体や学校から約400点が出品される予定で、期間中には菊供養会などが催される。11月15日まで。

 「藤原秀衡公・源義経公・武蔵坊弁慶八百年御遠忌特別大祭」の一環として1986年に初めて開かれ、同寺はもとより平泉の秋を彩る催しとして定着。今回は平泉、一関、衣川、水沢、盛岡、宮城県北などの菊花会が大菊三輪、懸崖(けんがい)、千輪、盆栽菊などを出品するほか、同町の平泉、長島両小学校児童が育てた大菊一輪も出品される。

 会場となる本堂周辺や金色堂前には菊を展示する上屋が設けられ18、19の両日に菊の搬入作業が行われる。境内入り口の坂下には、まつり開催を告げる金色堂の模型を冠した「菊金色堂」の造り物が一足早く展示され、古刹(こさつ)を訪れた参拝客らが記念写真に収めている。

 まつり期間中は、本堂で20日午前10時から開幕法要、11月2日は午前11時から菊供養会がそれぞれ営まれ、菊供養会後には山田俊和貫首の法話、午後からは出品菊の審査。最終日に入賞作品の表彰式が行われる。

 期間中は、境内を照明で彩る紅葉銀河(26日~11月11日)や、秋の藤原まつり(11月1~3日)も予定されている。問い合わせは同寺事務局=0191(46)2211=へ。

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