一関・平泉

特産品求め盛況 産業まつり商工祭開幕 68業者・団体出店【一関】

多くの人が繰り出してにぎわいを見せる産業まつり商工祭

 第69回一関地方産業まつり商工祭(実行委主催)は27日、一関市大手町の一関文化センター一関図書館駐車場、同市大町のなのはなプラザを会場に開幕した。家族連れらが特産品や民工芸品などを買い求める一方、秋の味覚を堪能している。

 産業まつりは秋恒例の一大イベントで、商工祭と農業祭を開催。2018年度は「“見て”“知って”“味わって”郷土の自慢 産業まつり」をメインテーマに、20、21の両日の農業祭で幕開けしており、商工祭は第2弾となった。

 同時開催の全国ご当地もちサミット2018in一関と合同の開会式が行われ、餅まきでイベントの開幕を祝った。

 商工祭会場には、県内や姉妹都市を26日に締結した和歌山県田辺市と福島県三春町、友好都市の宮城県気仙沼市、交流のある秋田県湯沢市、福島県二本松市、岐阜県大垣市、宮城県登米市の68業者・団体が出店。麺や菓子、茶、地酒、海産物などの特産品や漆器などの伝統工芸品、工業製品などを販売した。

 このうち初出店となる田辺市のブースでは、特産の梅干しやミカンがずらり。子供たちを中心に試食でミカンを手に取る人が多く「甘くておいしい」などと笑顔を見せていた。二本松市の伝統の汁物「ザクザク」も無料提供された。

 Z養蜂(一関市)は今年の県はちみつ品評会の3部門で最高賞の知事賞に輝いた蜂蜜を出品し、小野寺章さんは「今年は天候にも恵まれていい蜜が取れた。純粋な地元の蜂蜜を味わってほしい」とPRしていた。

 ご当地ヒーロー・鉄神ガンライザー零の握手会や牧澤神楽保存会による神楽公演、一関修紅高校音楽部による合唱などのステージイベントも人気を集めた。

 最終日の28日は、午前9時30分から午後3時まで開催。新たな試みとして商工祭ともちサミット、いちのせき商業まつり「福の市」などを巡るスタンプラリーも実施されており、抽選で特製ハンバーグなどがプレゼントされる。市街地の通行が規制されることから、実行委は市役所と市街地を結ぶシャトルバスを運行している。

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