一関・平泉

一関の味 お店で 市内11店舗 来月11日までいものこ会

一関市が主催するイベント「伝承いちのせきの味! お店deいものこ会」をPRするのぼり旗。芋の子汁で地元の食文化をアピールしようと、市内の飲食店11店が参加している

 一関市は、郷土料理の芋の子汁を市内飲食店で多くの人に味わってもらおうと、2017年度に続きイベント「伝承いちのせきの味! お店deいものこ会」を開催している。18年度から新たに参加した2店舗を含む市内11店舗が協賛し、各店オリジナルの芋の子汁を提供して食文化を発信している。11月11日まで。

 市農政課が主催し、里芋やネギなど地元農産物の認知度を高め、農村地域や商店街の活性化につなげることが狙い。磐井河原いものこ会実行委員会を組織するJAいわて平泉、同JAねぎ生産部会、市観光協会、一関調理師会、いわて・南沢里芋生産組合が協力した。

 イベントでは参加店で芋の子汁を食べると、地産地消推進シンボルマーク「いっちゃんシール」がもらえる。シールを市が配布している抽選券に貼って回収箱に入れると、一関の特産品が10人に当たる抽選に応募できる仕組み。品物は12月中旬に発送を予定している。

 同課によると、昨年度は563件の応募があった。アンケートでは「食文化を大切にする会として非常に意義がある」「全く知らなかった食文化に触れることができた」と好評だった一方、「お店によってレシピや特徴が違うと思う。こだわりが分かるようにしてあげてはどうか」と工夫を求める声や、夜間営業の店が比較的多かったためか「昼に利用できる店がもう少しあればよい」と改善を求める声もあった。

 今年度はいずれも昼に営業している同市磐井町のKABURAYA、同市厳美町の祭畤温泉かみくらが新たに参加した。

 同課の永澤恵里主任主事は「夜もいいが昼も営業している参加店が増え、アンケートの意見に応えられて良かった。昨年度はお店の人に教わってイベントを知ったという声が多かったので、地産地消の店としてPRになればいい。周知を図っていきたい」としている。

 問い合わせは同課=0191(21)8427=へ。参加店舗と営業日時などは次の通り。

 ◇上大槻街▽酒肴庵喜の川=午後5~11時、日曜定休、要予約▽海の幸 山の幸 山海=午後5時から、日曜定休、要予約▽手づくりの味もり湖=午後5~11時、日曜定休、5人以上要予約

 ◇大町▽やき鳥山平=午後5~11時、日曜定休、予約不要

 ◇新大町▽居酒屋どっと=午後5~10時、不定休、予約不要

 ◇大手町▽杏庵=午後5時~午前0時、日曜定休、予約不要▽大手門海石榴=午前11時30分~午後2時、第3月曜定休(不定休)、要問い合わせ

 ◇東地主町▽寿司割烹一力=昼・午前11時30分~午後5時、夜・午後5~9時、水曜定休、3日前までに要予約

 ◇磐井町▽KABURAYA=午前11時30分~午後2時30分、不定休、10人以上要予約

 ◇赤荻▽ゆファミリーレストラン古戦場=午前10時~午後8時30分、定休なし、予約不要

 ◇厳美町▽祭畤温泉かみくら=昼・午前11時~午後2時、夜・午後6~9時、火曜定休(日帰り)、2人以上要予約

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