北上・西和賀

「元気一番館」整備へ 社会福祉法人潤沢会・西和賀 施設2階に交流拠点

地域交流拠点「元気一番館」として整備が進む「微助人の家」の2階

 西和賀町沢内字大野の社会福祉法人潤沢会(坂巻煕理事長)は、同町川尻で運営しているグループホーム「微助人(ビスケット)の家」の2階に健康づくりの設備や図書館分室などを設けた交流拠点「元気一番館」の整備を進めている。介護保険対象外の高齢者や高校生ら幅広い層が集まれる場とし、1階を利用する障害者と身近な環境を生かして相互理解も深める考えで、2019年度のオープンを目指している。

 「微助人の家」は木造2階建てで、JR北上線ほっとゆだ駅の北側に位置し、旧川尻営林署庁舎を改修。17年に1階を開所していた。

 以前から2階を「元気一番館」として活用する構想があり、社会福祉法人清水基金からの補助1000万円を含む約2800万円で整備。9月中旬までに約300平方メートルが活用できる状態となった。

 利用者として見込んでいるのは高齢者で、同町では県内一高齢化が進み介護が必要な人がいる一方、現役同様に活動できる人も多い。この受け皿として、▽町立図書館の分室機能▽家庭用運動器具の設置▽インターネットカフェ開設▽同法人のおもちゃ図書館の移転―などで気軽に集まれる場を整備する。

 駅に近い立地も生かし、西和賀高校生の自習や電車待ちでの利用も想定。このため改装では、屋外から2階に直接通じる階段も設置した。

 図書館機能では、蔵書や書架の一部を既に搬入し、北上工業クラブから健康用具などの寄贈も受けた。オープンに向け、▽成人を中心に利用を有料とする▽生活用品の販売▽障害者の新たな雇用の場―など事業の検討・精査も進めている。

 坂巻理事長(83)は「高齢者、障害者ら対象を分けた縦割りの枠組みに当てはめても人口6000人未満の町では資源の無駄遣いになる。みんなで使える施設として、にぎわいを取り戻すのが夢」と構想を語った。

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