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ザネリさん(千葉市)最高賞 第8回いわてマンガ大賞 「鶴と亀のいちじ」

第8回いわてマンガ大賞に輝いた「鶴と亀のいちじ」©ザネリ

 県は、「第8回いわてマンガ大賞」を発表。大賞には、千葉市のザネリ(本名佐々木瞳)さん(27)の「鶴と亀のいちじ」が輝いた。

 今回は一般部門に34作品、新たに創設された1~4コマ部門に200作品の応募が寄せられた。

 大賞に輝いた「鶴と亀のいちじ」は、不思議な事件を調べる鶴の字探偵が、二戸市を訪れる設定の物語で、画力の高さや魅力的なキャラクター設定などで総合的に高い評価を得た。

 新設された1~4コマ部門の最優秀には、一般の部で盛岡市の三上結樹さん(47)の「いわてな方々」、中学生以下の部では、盛岡市のSAKAriverさん(15)の「遠野の〇〇ガッパ」がそれぞれ最優秀賞に輝いた。

 表彰式は15日に盛岡市内で行われる予定。

 大賞以外の受賞作品は次の通り。

 ◇一般部門▽優秀賞=「星屑カスケード」ヤマトアオ(滝沢市)、「おでんせ!妖荘」もくたろ(盛岡市)、「桜ノスタルジア」永愛(山田町)▽特別賞=「株式会社おもてなし誠心岩手支部日和」盛福(盛岡市)、「わかものがたり~衣川・平泉異聞~」きくがめ(宮城県栗原市)、「さんさ行こうよ!」ミノレオン(盛岡市)、「岩手来たる華の巻」風見緑哉・ぽてと(同)、「曲家のネコ」酒井愛弓(岐阜県)▽学生部門・金賞=「マヨヒガ」45型テレビ(盛岡市)、「リリース&キャッチ‼」るくれ(滝沢市)▽同・銀賞=「まうんとーく」異人(盛岡市)、「りんのおまじない」佐藤もなか(北上市)、「神様の休日」宗介(八幡平市)

 ◇1~4コマ部門優秀賞▽一般の部=「ガタゴンの楽しいキャラクター会議」しらす。(青森県)、「爆走☆銀河ちゃん」すばる兵衛(宮城県)▽中学生以下の部=「ILCとは」マッキィ(平泉町)、「ツヤツヤ」大岩(一関市)、「かっぱ」須藤未来(同)

特別賞は萩尾氏(女子美術大客員教授)

 県は、漫画制作を通じて本県の魅力発信に貢献した個人などを表彰する「マンガ郷いわて特別賞」について、第3回受賞者を漫画家で女子美術大客員教授の萩尾望都氏(69)に決定した。

 県が漫画を活用した地域振興や魅力発信を行う「いわてマンガプロジェクト」の推進を図るとともに、本県の地域資源や人材などを生かす「マンガ郷いわて」の実現に向けて2016年に同賞を創設した。

 萩尾氏は、福岡県出身で埼玉県在住。1976年に代表作でもある「ポーの一族」で小学館漫画賞を受賞。SF、ファンタジー、ミステリーなど幅広い分野の作品を発表している。

 11年には東日本大震災からの復興に思いをはせた作品集「なのはな」を執筆。12年には宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」をテーマにした「なのはな―幻想『銀河鉄道の夜』」を手掛け復興と本県の文化振興に貢献した。

 表彰式は15日に盛岡市内で、「第8回いわてマンガ大賞コンテスト表彰式」に続いて行われる。

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