新しい器との出合い まちの駅 県南作家4人が陶芸展【奥州】
陶芸作家4人による「2018まちの駅で陶芸展」は7日、奥州市水沢のまちの駅水沢を会場に3日間の日程で始まった。市内外から訪れた愛好者らが食器や花器の数々に見入っている。
同展には同市の南洞史郎さん(阿都麻焼)、高橋宏彰さん(陶器工房タカハシ)、一関市の岩田ゆりさん(百目木舎)、小山澄江さん(あすみ工房)が出展。
茶わんやぐい飲み、皿、花瓶、一輪挿しなどの陶磁器約200点が並んでいる。鮮やかな色を付けた物、独特の図柄を描いた物など、それぞれの個性が出ており、来場者は手に取って品定めしている。
北上市から訪れた鈴木幸夫さん(63)は「焼き物は紺系の色合いの物が好きだ。見て出合いを感じる物があれば、と陶芸展には足を運んでいる」と話していた。
南洞さんは「地元で作っている陶芸家の作品を知ってもらおうと開いている。新しい器で新しい年を迎えませんか」と来場を呼び掛けている。