奥州・金ケ崎

本番向け稽古に熱 いさわジュニアスクール 23日ミュージカル公演【奥州】

公演本番に向けて舞台稽古に集中するいさわジュニアミュージカルスクールの児童生徒

 2018年度いさわジュニアミュージカルスクール公演(NPO法人胆沢文化会館自主事業協会主催)は、23日に奥州市胆沢の胆沢文化創造センターで行われる。18回目を迎える今回の上演作品は「虹色の少年たち」と「旅ねこガスの物語」。出演する児童生徒は舞台の成功に向け、熱のこもった稽古に励んでいる。

 今年度同スクールには市内の小学2年生から高校3年生までの33人が受講。5月に開講し、毎月6~8回にわたる練習に臨みながら公演での成果発表を目指してきた。

 2作品はいずれもNPО法人劇団ゆう(滝沢市)の脚本、演出によるオリジナル作品。小学5年生から高校3年生までが出演する「虹色の少年たち」は、フランス革命後間もないパリが舞台で、孤児院のハミルと貴族学校のアルベルト、人買いに買われたダンテたちが、混乱が続く社会の中で夢と希望を持ち続け、友情を深めながら正しく生きようとする姿を描いた。「旅ねこガスの物語」は、人間に飼いならされることを拒否し、人生を謳歌(おうか)する行動力を持った猫「ジェリクルキャッツ」をめぐり、世界を旅する猫アスパラガスたちが繰り広げる舞台。

 公演を間近に控えた児童生徒は19日夜、同センターでストレッチや発声練習の後、上演作品ごとの稽古に集中。歌って、踊って、演じる舞台に汗を流していた。

 「虹色の少年たち」で主役を務める水沢一高2年の高橋佳蓮さん(17)は「10年目で初めての大役。緊張が増してきているが、仲間に支えられながら一緒に頑張っているので、本番には作品を通じて本当の友情を表現し、多くの観客に伝えたい」、「旅ねこガスの物語」で初の主役を演じる胆沢第一小4年の冨田琉華さん(10)は「猫らしく演じられるよう練習を続けてきた。舞台では、猫の柔らかなしぐさを見てほしい」とそれぞれ公演成功に期待を込めていた。

 公演当日は午後1時30分開場、2時開演。全席自由。入場料は大人500円。高校生以下は無料。問い合わせは、胆沢文化創造センター=0197(46)2133=へ。

momottoメモ

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