花巻

マンホールカード 高山植物、ブドウの房 花巻市 大迫地域版を配布

ハヤチネウスユキソウなどが配置された花巻市で3種類目の大迫地域マンホールカード。大迫総合支所で配布している

 花巻市は、ご当地デザインが施されたマンホールカードの「大迫地域版」の配布を始めた。早池峰山に咲くハヤチネウスユキソウや県内有数の産地であるブドウが描かれた大迫町を象徴する絵柄で、市役所大迫総合支所を訪れた人に配布している。これまでに花巻、石鳥谷両地域のカードを発行しており、3種類を用意しているのは県内では同市のみ。

 カードは、国土交通省や日本下水道協会などでつくる「下水道広報プラットホーム」が2016年4月から実施。全国の特色あふれるマンホールのふたのデザインをカード化し、自治体が指定した場所に足を運ぶと無料で受け取ることができる。

 今回の発行は第9弾で花巻市を含む全国の60自治体・60種類が加わり、累計では407自治体・478種類。本県では同市が最初で、釜石市、久慈市、九戸村の順に取り組んでいる。

 カード化された大迫地域のマンホールは、1995年から同町内に設置されているふたで、旧大迫町の町章を中央に、早池峰山に咲く貴重な高山植物のハヤチネウスユキソウと、特産品のブドウの房が取り囲むように配置されている。大きさは縦8・8センチ、横6・3センチ。

 同市は16年12月に花巻地域カードを発行。花巻出身の宮沢賢治の作品にも登場する鹿(しし)踊りや、市民に愛されている菊花をあしらったデザイン、18年8月には石鳥谷地域の「南部杜氏(とうじ)の里」で酒造りに励む杜氏の姿や特産品のリンゴとリンドウが配置されている。

 市大迫総合支所地域振興課によると、14日の配布開始から1週間で約90枚が配布されており、土日には各地から来庁した人が手にしているという。

 カードは1人につき1枚を配布する。場所は平日が大迫総合支所2階の地域振興課建設係(午前8時30分~午後5時15分)、土日・祝日が同支所警備員室(午前9時~午後5時)。12月29日~1月3日を除く。

 花巻カードは市役所新館2階の市下水道課、石鳥谷カードは市石鳥谷総合支所1階の地域振興課建設係でそれぞれ配布。土日・祝日は市役所本庁舎、石鳥谷総合支所の各警備員室で配布している。受け付け時間はいずれも大迫総合支所と同じ。

 大迫カードの問い合わせは、大迫総合支所地域振興課建設係=0198(48)2111=へ。

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