一関・平泉

園児とダンス、ダンス、ダンス ファンタジックフェス・修紅短大【一関】

クリスマスソングに合わせて愛らしい踊りを披露する修紅短大附属認定こども園の年長児と修紅短大生

 一関市萩荘の修紅短期大の表現発表会となる第1回「こどものためのファンタジックフェスティバル」は24日、一関市大手町の一関文化センターで開かれた。幼稚園教諭や保育士を目指す学生が主体となって進めてきたダンスの祭典で、一関修紅高校や同短大附属認定こども園も協力。元気あふれる多彩なダンスを繰り広げ、訪れた人たちを楽しませた。

 同短大幼児教育学科の1、2年生92人と同校幼児教育コースの1~3年生78人、同こども園の年長児65人が出演。クリスマスソングや流行歌に合わせて愛らしい踊りや切れのあるダンスを披露し、客席からは手拍子や歓声が湧き起こっていた。

 長女(6)が出演した同市萩荘の会社員澤口慎司さん(33)は「一緒に踊ることもできて楽しめた」と語っていた。

 来年4月から保育士になる同短大2年の柏卓也実行委員長(20)は「初めて先生の立場に立ち、出し物を組み立てていく難しさを学んだ」と語り、「ダンスは出演者一人ひとりの違った個性を出せる。お客さんの温かな反応がうれしかった」と充実感をにじませた。

 同フェスティバルの前身は、1983年から2017年まで開かれていた音楽発表会「ファンタジックコンサート」。幼児教育課程に含まれる「総合表現」の授業の一環で、今年からダンス発表会としてスタートさせた。仕事で必要になる表現力や舞台制作の方法を身に付けてもらう狙いもあり、総合プロデュースを務めた同学科の鈴木美樹子教授(66)は「学生が自分たちでやり遂げたという達成感を抱いてくれていたら、将来への実りになると思う」と話していた。

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