花巻

ブドウ栽培へ意気込み 花巻市地域おこし協力隊 瀬川達矢さんに辞令

花巻市地域おこし協力隊に仲間入りした瀬川さん

 花巻市は1日、イーハトーブ地域おこしプロジェクトチーム(地域おこし協力隊)に採用した同市出身の瀬川達矢さん(33)に辞令を交付した。新規就農して同市大迫町でブドウ栽培に取り組む意気込みを示した。

 市役所で行われた辞令交付式で、上田東一市長は「大迫はエーデルワインを筆頭に、新しいワイナリーが誕生するなど重要なブドウ生産地。大迫に来て良かった、生活が楽しいと思えることが一番。大迫町の人たちを頼りにしながら頑張ってほしい」とエールを送った。

 辞令を受け取った瀬川さんは「農業は伸びしろがありブドウ栽培にドローンを活用するなど新しいことにも挑戦したい。大迫での生活を楽しみながら頑張りたい」と決意を語った。

 瀬川さんは同市石鳥谷町八重畑出身で、大学卒業後に診療放射線技師として関東地方や静岡県の病院に勤務した。昨年、子供の誕生をきっかけに地元へのUターンを考えていた時、協力隊の募集を知って応募を決めた。

 任期は2022年1月末までの3年間。瀬川さんは同町内の研究施設などで栽培技術を学び、ブドウ園地で生産に取り組む予定。「ブドウ栽培は未経験なので大迫の先輩方から教わりながら技術を学んでいきたい。家族も一緒に住むので生活に早く慣れたい」と話している。

 同市の協力隊員は1日現在で瀬川さんを含め10人。大迫町でブドウ栽培に取り組む協力隊員は昨年12月に着任した佐藤真衣子さん(26)に次いで2人目。

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