北上・西和賀

雪あかり盛り上げ 生徒考案弁当販売へ 西和賀高 地元の食材満載

「雪あかり2019inにしわが」で地産地消弁当を販売する西和賀高の生徒。メニューからデザインまで生徒の手が加えられている

 西和賀町の冬の夜をろうそくのともしびで彩る「雪あかり2019inにしわが」が9日に町内で開かれるのを前に、関連企画が進んでいる。県立西和賀高校の生徒は当日、地場産品満載の弁当「雪の華~ユキノハナ~」を販売しイベントを盛り上げる。JR北上線で同町とつながる北上駅西口には6日、開催に先立ってキャンドル点灯が行われた。

 弁当には、同校での「西高生 地産地消チャレンジ・グランプリ」で考案してきた9品を盛り込んだ。西わらびやキノコなど、地元の食材がふんだんに生かされている。

 同グランプリは西和賀商工会の地域貢献事業と連携して実施。生徒が考案した料理から最高賞を決め、限定販売してきた。事業の10年目に集大成として、グランプリメニューを弁当化。同町の第三セクター・西和賀産業公社が製造する。

 デザインなども生徒が手掛け、6日に町内でお披露目された。名称は斉藤諒君(2年)が考案。盛り付けが花のように見えたことに加え、同校の広報「雪華」にちなみ名付けた。包み紙の原画は八重樫さくらさん(同)が担当。降雪と雪あかりのほのかな明るさをイメージしたという。

 当日は準備と販売にも生徒11人が携わる。佐藤玖実さん(1年)は「先輩方が築いてきた西和賀高校の良さも伝えられるよう笑顔で販売したい」と意欲を見せた。

 午後4時から同町川尻の湯夢プラザで販売。200個限定で1個税込み1000円。

ともしび揺らめく 北上駅で事前イベント
▲「雪あかり2019inにしわが」を盛り上げようと北上駅で行われたキャンドル点灯

 JR北上駅で行われた雪あかりの点灯は、西和賀町へのアクセス起点となる同駅が中心となり実施。同駅と同町が用意したろうそく600本余りを使用し、ミニかまくらや「光」の文字、ハート形に並べたキャンドルに明かりを点灯した。

 点灯のセレモニーにはJR社員や北上、西和賀両市町の関係者、地域住民、利用者ら約20人が参加。両市町のマスコットキャラクターのおに丸くんとカタクリンコちゃんも駆け付け、集まった人たちと一緒に火をともし、揺らめく柔らかな明かりを楽しんだ。

 同駅西口前にはイベントの日程や列車の運行時間を記載したポスターを掲示し、駅利用者にPRしている。伊東満駅長は「例年に比べて雪は少ないものの、西和賀町の雪あかりはもっとすごい。ゆらゆらとしたともしびを見詰めながら、ほのぼのとした時間を過ごしてほしい」と来場を呼び掛けていた。

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