北上・西和賀

12店舗 “逸品”お披露目 きたかみ研究会 きょうからフェア

会員が逸品を並べ、来場者に魅力をアピールしたお披露目会

 北上市内の商店が参加する「きたかみ逸品研究会」(髙橋友行会長)は17日、会員店個々が2019年度に売り込みを強化する“逸品”のお披露目会を同市本通りのさくら野百貨店北上店で開いた。会員12店舗が商品を並べて来場者に魅力をアピール。18日からは各店舗で逸品を販売するフェアを展開し、店の魅力発信につなげる。

 個々の店が決める逸品は個店の特徴を表現し客を満足させる商品。逸品の魅力に引かれて客が何度も店へ足を運びたくなるよう、集客効果を高めることが狙い。取り組みは来年度で5年目を迎える。

 同日は会員店舗が机を並べて選び抜いた眼鏡や日本酒、スイーツ、洗剤などの多彩な逸品を陳列。会員個々がアピールする時間を初めて設けたほか、訪れた人たちに商品の説明をしたり、試食品を提供するなどして魅力を伝えた。

 立ち寄った県立黒沢尻北高校2年の野球部マネジャー谷地あかりさん(17)=同市上野町=は「洗剤を扱っている店があり、部員が自宅や遠征先でユニホームや練習着を洗濯する際に役立ちそうだと関心を持った」と興味を持った様子。靴の中敷きを逸品に据えた整体院経営の佐藤一さん(47)は「アイテムを使うことで苦にならずに体操を促せる。アピールする場を増やせば知名度は上がると思う」と売り込み強化の必要性を語った。

 髙橋会長(49)は「個店がアピールする時間を初めて設けた結果、これまで以上に来店者が立ち止まりやすくなったようだ。情報発信する機会が少ないので、お店のこだわりを発信し続けてまちの活性化につなげたい」と話している。

 同研究会は青果店や飲食店、眼鏡店、美容室、パソコン教室など12店が新たな逸品を選定。18日~28日の11日間はフェアを展開し、各店舗で逸品を販売しながら新規顧客の獲得につなげる。

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